血糖コントロール
みなさん
血糖値をどのようにコントロールすれば良いか?
血糖ってそもそもどのように体内で処理されているの?
こんな疑問を持たれている方がいると思います。
現代栄養学で言われている3大栄養素・・
糖質
脂質
必要不可欠のエネルギー源です。
しかし、糖質を摂りすぎ、血糖が何らかの異常で多くなりすぎるのが、糖尿病です。
体内の血糖は体に溜め込む、使う、排泄のサイクルで
バランスが保たれています。
人間の体が正常に保たれることを、専門用語で
【恒常性(homeostasis)】と呼びます。
では・・この恒常性がどのように保たれているのでしょうか?
1インスリンによる分泌
2糖の取り組み
・筋肉
・内臓(肝臓、腸)
3肝臓の糖を作り出す機能の抑制
4脳、赤血球、腎臓での消費
上記4つによる働きにより維持されています。
ということは、上記4つをうまく理解すれば血糖のコントロール、
ダイエットにつながるということです。
今日の注目すべき点を糖の取り込み、排出を行なってくれる
肝臓にスポットを当てたいと思います。
⑴肝臓は糖(ブドウ糖)の貯蔵庫
普段食事をすると、血糖値が上昇します。
その際に働くのが、インスリンです。インスリンにより、血糖値を抑えようとしますが、肝臓もその際に動き出します。
血糖値が高くなりすぎていると感知すると、
血中のブドウ糖を取り込んで、動物性デンプンのグリコーゲンを合成して
肝臓に蓄えを行います。
つまり、体に余分な糖を担保してくれるわけです。
では・・いつ使うの?
体の血糖値が下がると、体から血糖が欲しい〜という指令が出ます。その際に
蓄えていた糖が役に立つわけです。
肝臓に糖が蓄えられている際にはグルコーゲンいうものに変換されて
保たれていますが、そのグルコーゲンを【グルカゴン】というホルモンで
ブドウ糖に変換します。
そして、ブドウ糖を作り出したら、体の各組織に運ばれていくのです。
しかし、
蓄えにも期間があり、最大24時間しか蓄えることができないと言われています。
そのため、飢えや空腹時に糖が足りなくなった場合、肝臓から作り出す糖に限界が出てくるのです。
その際に糖に変換できる、代役を見つけなければなりません。
その代役がタンパク質、脂質となるわけです。
タンパク質、脂質を糖に変換して不足した分を補います。
それがよく言われる「糖新生」と呼ばれるものになります。
変な話、食べ物を食べなくても数日は生きていくことが出来るという
人間の神秘が隠されています。
そこで、脂肪を燃やしたいという方は、この糖新生を活用することも
出来ますよね!!
では・・どうすれば良いのか?
脂肪を燃やすために、ランニングをする方も多いと思いますが、
①ランニング前に糖を含むものを食べないなど・・(米や麺類など)
②ランニングする時間を朝方に行う・・(最後の食事から時間が経っているため)
このようにして血糖をコントロールするのも
一つの手段ですよね!!
でも、注意事項が一つ!
朝方ランニングする際には低血糖という
血糖値が下がることで引き起こされる症状が出現する可能性もあります。
無理ない程度の運動をお勧めします。
簡単に肝臓がどのように血糖の処理に関与しているのか
お伝えしました。
肝臓の機能には奥が深く、もっともっと素晴らしいことが
隠されています。
肝臓に関して、少しでも興味を持っていただけたでしょうか。
いつかまた、肝臓に関しては、記事を書きたいと思います。