糖尿病急性合併症 ”ケトアシドーシスとは?”
糖尿病の3大合併症に
網膜症、腎症、神経症状がありますが、これは
慢性的な合併症ですが、食事の摂りすぎなどにより
急な高血糖症状になるのは、急性の症状にあたります。
血液中の血糖値が高くなると、
インスリンの作用により血糖値を下げようとする身体の反応があります。
その際に、インスリン拮抗ホルモンがふえ、インスリン抵抗性が高まると
血糖値を下げることが難しくなります。
エネルギー源の供給を脂肪組織を分解して作り出します。
その際に、出てくる物質がケトン体と言われています。
そのケトン体が増えることによって身体が酸性に傾くことで
様々な異常が出現します。
この状態が糖尿病ケトアシドーシスと言われています!!
1)症状
高血糖状態になると、嘔吐、腹痛などの消化器症状と
グルコースが大量に尿から出ていくため、浸透圧利尿により電解質が失われ
脱水を起こします。
そのため、
前駆症状としては、口渇、多飲、多尿、体重減少などが認められます。
また、2型糖尿病の方がソフトドリンクを多めに飲みすぎると
急激に血糖値が上がり、昏睡状態に陥ることもあります。
若年者に多く、インスリン注射による対応が必要となります。
主治医による指示を求めるのが、安全な方法でしょう。
急激な血糖値の上昇も
リスクが高くなるため、暴飲暴食も控えることが
大切になりますね。