基本に戻る!!糖尿病の診断(HbA1–cとは?)。
糖尿病の診断基準に血糖値、HbA1–cなどがありますが、今回は
ヘモグロビンA1cについて書きたいと思います。
HbA1–Cとはヘモグロビンを調べて
血糖値を診る検査です。
人間の血液にはヘモグロビンという物質が存在し、
酸素と結びつきます。
ヘモグロビンが存在するため、全身に酸素を運ぶことができるのです。
また、ヘモグロビンには、ヘムという物質も含まれており、ヘムの色が赤色素のため、
人間の血が赤くなるのですよね。
ヘモグロビンにはもう一つ!!
血液中の糖と結びつきやすい性質を持っています。
そのため、HbA1–cを診るのは、血液中の糖を調べている検査になります。
では・・・血糖値測定と何が違うのか??
血糖値は血液中の糖を調べるため、食前後で出てくる値が変化します。
食事の影響を受けやすいのが、血糖値検査なのですが、
HbA1–cはヘモグロビンの糖を調べるため、食前、食後に影響を受けません。
そのため、食事を気にせずいつでも測ることができます。
また、1〜2ヶ月の糖が測定できるため、
平均的な血糖値を知ることが出来る検査なのです。
なぜ、1〜2ヶ月なのか?
HbA1–cはヘモグロビンに結びついている糖を調べるため、
ヘモグロビンの寿命に関係性があります。
ヘモグロビンは120日のサイクルで新しく生まれ変わるため。
HbA1–cは平均的な糖の値が知れるのです。
では・・基準値としては・・?
6.5%以上だと糖尿病の疑いが高いため、6.5%以下に保つことが大切ですね。
ただし!!HbA1–cだけでは、糖尿病と確定することは難しいです。
HbA1–cはヘモグロビンの影響を受けるため、血液中の鉄分が欠乏している状態では
高くなるなどして、左右されることがあります。
そのため、糖尿病の診断には、血糖値を測定して
血糖値を並行してHbA1–cも診る必要があるのです。
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