睡眠障害と糖尿病
日本人の睡眠時間は
諸外国を比較すると、圧倒的に少ないと言われています。
平均睡眠時間は4時間以下の方もいれば
10時間以上の方もおり、人それぞれ異なりますが、
睡眠不足と睡眠障害は
自律神経の乱れにより引き起こされます。
睡眠不足になると体内でどのような変化が起きるのか・・・?
睡眠不足と糖尿病との関係性とは・・・?
1)ホルモンバランスの乱れ
睡眠不足や睡眠障害が続くと
交感神経が優位になると言われています。
交感神経は車でいう、アクセルのような働きをするため、
常に体が興奮している状態に近いのです。
交感神経が優位になると、血糖値を上昇するホルモン(コルチゾール、グルカゴン等)
の分泌が多くなるため、血糖値を下げにくい状態になるます。
2)睡眠不足と食欲促進
①空腹時に働くホルモン → 食欲促進”グレリン”
②満腹時に働くホルモン → 食欲抑制”レプチン”
レプチンは満腹時に抑制をかけてくれるため、
ダイエットに欠かせないホルモンです。
しかし、睡眠不足、睡眠障害になると
レプチンの排出⬇︎
グレリンの排出⬆︎のように食欲が増してしまいます。
さらに
”オレキシン”という頭を覚醒させて、食欲を促進させる
ホルモンも増進させてしまいます。
睡眠不足になることで、
1.食欲が増加
2.交感神経が優位になるため、血糖値が上昇しやすい
3.オレキシンの分泌による覚醒⬆︎。より不眠のサイクルに
3)ではどうすれば良いのか?
・寝る前には運動を控える
→交感神経を沈めて、副交感神経を働かせる
・寝る前に食事を控える
→副交感神経が働く時間を遅らせてしまう
まずは、寝る前の行動から少しづつ
変えてみるのも大事かもしれませんね。
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