糖尿病3大合併症にもう1つ合併症が存在??
糖尿病の3大合併症に実はもう1つ・・
骨粗鬆症!!も重要な関係性を持っています!!
骨粗鬆症とは、骨が脆くなるイメージを持たれている方が多いと思います。
そもそも・・骨はどうやって作られるのか??
骨は形成と吸収、破壊を繰り返しながら日々成長しているのです。
このバランスが崩れてしまうと、様々な病気へ繋がり、骨折への頻度が増えてしまいます。
最近は、糖尿病の方は正常の方と比較すると、骨折の割合が高いことが検証されています。
1)インスリンとの関係性
インスリンは血糖値を下げてくれる重要なホルモンですが、
骨を作り出す”骨芽細胞”を増殖させる働きも持っています。
インスリン抵抗性が高まり、インスリン分泌が低下すると、骨芽細胞の増殖も減ってしまいます。
2)尿からの排出が増加
血糖値が高まると、尿から出ていく糖が増えてしまうのですが、
カルシウムも増えてしまいます。
血中のカルシウムはわずか数%しかなく、他は骨の中に貯蓄されています。
尿中から多くのカルシウムが排出されると、骨からのカルシウム排出も増えてしまいます。
そのため、骨のカルシウム密度が減ってしまい、骨粗鬆症を助長させてしまいます。
3)活性化ビタミンDの不足
活性型ビタミンDは食べ物からのカルシウムを腸内に吸収しやすくする働きを持っています。
活性型ビタミンDはインスリンの働きにより腎臓で作られますが、糖尿病の方はインスリンが少ない場合があるため、活性型ビタミンDも少なく、カルシウムの吸収が低くなってしまいます。
食事を考える際に、ビタミンDも取り入れることが重要ですね!!
4)コラーゲンとの関係性
骨には柔軟性を保つなど、骨質にコラゲーンを必要とします。
しかし、高血糖状態が続くと、たんぱく質が糖化してしまい、酸化ストレスでコラーゲン繊維が劣化していきます。
コラゲーン繊維が減少して、骨がもろくなってしまうのです。
骨と糖尿病との関係性が非常に深いのです。
簡単に説明したのですが、もっともっと奥は深いです。
年齢や性別だけが原因で骨粗鬆症になるわけではないですね!!