インスリン注射と投与法
インスリン注射は様々な種類が存在しますが、
投与法も食前に打つか、食後に打つのかと様々あります。
その中でも投与量を決める
スライディング・スケールというものがあります。
スライディング・スケールとは、日々測っている血糖値を基準にして
インスリンの投与量を決めていく方法です。
病気の状態や体重など、個々に合わせた調整ができます。
インスリンは医者の指示のもの投与されますが、
自身で管理されている方は、自分で血糖値を測定して、
自分で調整されるため、一般的な効果のある測定方法と考えることがありますが、
色々と問題点が指摘されています。
①測定時間等を決めていないため、食後や食前の血糖値の結果ではない
②血糖上昇してから投与しても、血糖の安定が得られにくい
③血糖値と追加インスリンの区分表があるが、±20%ほどあると言われている
上記の意見があるため、血糖値によるスライディングスケールではなく、
食事の主食摂取量によって投与量を決定するやり方があります。
主に炭水化物の摂取量に基づいてインスリン量を
決めていくやり方です。
インスリンにも前え向き用量、後ろ向き用量など
作用効果や反応時間に大きな違いがあるため、
関わる医療従事者として、難しいですが、インスリンについて知る必要がありますね。