歯周病と糖尿病は関係性がある?
意外と知られていないのが
糖尿病と歯周病には関係性があるということです。
糖尿病の方は歯周病になる・・
または、歯周病の方は糖尿病になる・・
というわけではありません。
結果として、お互いになりやすい仲を作り出し、
症状の影響が関係しているのです。
①そもそも歯周病とは?
歯周病とは、簡単にいうと細菌の感染により起こる炎症疾患です。
歯を支えるために、周りに肉(歯肉)が付いています。
歯と肉の溝に歯垢(食べかすなど)と呼ばれるものが、溜まることで菌が繁殖し、炎症反応が起こります。歯肉炎とはこのことを指します。
炎症反応が起こった際に、身体の中ではバイ菌を外に追い出そうと
抗炎症作用のホルモンが働き出します。
しかし、糖尿病だと、抗炎症作用のホルモンの活性を弱らせてしまいます。
すると、歯周病の炎症は治ることが難しくなり、より進行が増してしまいます。
また、歯周病に関連する菌が増殖することで、歯肉から血管内に最近が侵入し、TFN-aという腫瘍壊死因子物質の産出を促進してしまいます。
TFN-aの亢進によりインスリン抵抗性が高まってしまうため、
血糖値を下げることが難しくなります。
歯周病により慢性的に炎症反応が起こることで、
血糖値も下がりにくくなり、高血糖状態が続くという
悪循環を辿ってしまうのです。
高血糖状態が続くとどのようになるのか?
血糖値を下げようと大量のインスリンが排出され、
膵臓の疲労が蓄積していまい、結果的にインスリン分泌の
低下に繋がってしまうのです。
膵臓の疲労がインスリンへ与える影響⤵︎
http://blog.hatena.ne.jp/emias/emias.hatenablog.com/edit?entry=8599973812314766539
では・・
どうすれば良いのか??
まずは、口腔内を清潔に保つことです。
食事を済ませた後は歯磨きをする!!
歯周病が改善することで、血糖値が安定する文献も
多く見受けられます。
まず、出来ることから始めてみるのも、
良いではないでしょうか?。