冬だからこそ!!脱水に注意を!!
以前、糖尿病の急性症状をご紹介いたしました。
今回も急性症状について書きたいと思います。
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食べ物を食べると、腸や腎臓など様々な臓器を通り、
栄養素を吸収して、体のエネルギー源になっていきます。
ブドウ糖も重要な栄養素となるため、
普段は尿に出ることなく体の中に貯蓄されるか、使用されます。
しかし、インスリン分泌の低下やインスリン抵抗性の上昇により
血液中の血糖値が高まってしまうのが、高血糖状態ですよね。
高血糖状態が続くと尿と一緒に排泄(たくさんの頻度で起こる→多尿)されるようになるため、体の中の水分が大量に使われて、脱水状態になってしまいます。
脱水が続くと、口渇など喉の渇きを感じ、飲料水を大量に飲んでしまい、
さらに高血糖状態を助長させてしまうのです。→多飲
多飲の際に起こりやすいのが、急激な高血糖となり、体内の浸透圧のバランスが崩れてしまう高血糖高浸透圧症候群に注意が必要です。
高血糖高浸透圧は高齢者に発症が多く、ケトアシドーシスと比較すると軽度で、
脱水がメインになります。
また、原因としては、高カロリー輸液の注入や電解質バランスの崩れにより発症することも多いです。
対応としては、脱水を事前から予防することが大事ではないでしょうか。
飲み物としては、甘い炭酸水やジュースは避けるようにしましょう。
冬場は喉が乾かないことが多いですが、
こまめな水分補給を心がけましょう。