突然の『妊娠糖尿病』
妊娠中はホルモンバランスの乱れにより多くの合併症を
伴い、きつい想いをされる方が多いと思います。
その中でも気をつけるべき1つが『妊娠糖尿病』です!
定義として
”妊娠中に初めて発見、発症した糖尿病に至っていない糖代謝異常です。”
つまり
まだ糖尿病になっていない方を指します。
妊娠中はデリケートな状態なため、診断基準もやや厳しめに設定されています。
また、すでに糖尿病を持たれている妊婦の方も注意することが必要です。
インスリン需用量は妊娠前後で約2倍も増加していきます。
では、どのように血糖コンロトールをすれば良いのか?
運動はリスクも伴うため、食事が重要となってきます。
ポイント①食事量
基本的にカロリーにて計算を行います。
非妊娠時の標準体重(身長m ✖︎ 身長m ✖︎ 22) ❌ 30kcal
+
妊娠初期50kcal
妊娠中期250kcal
妊娠後期450kcal
授乳期350kcal
を計算したのが、総摂取カロリーの目安とされています。
しかし、摂取量には気をつけなければなりません。
よく言われているのが、分食です。
5〜6/日が有効と言われています。特に炭水化物!!
摂取を控えるものとして、糖質と塩分ですね!
糖質はパンや米に含まれているため、主食を控えるのではなく、デザートなどの甘物を控えましょう!!デザートも注意が必要ですよ!!
積極的に取るのが良いと言われているのは、
鉄分、カルシウム、たんぱく質ですね。
胎児に血液が運ばれやすくなるため、鉄分は多く摂取することを
オススメします!!
最後に、食事のタイミングです。
空腹時に多く食事を摂取すると、急激な血糖上昇が懸念され、
糖尿病性ケトアシドーシスへの合併症を招きかねません。
やはり
ここで分食が大切になりますね!!
食事を制限したり、我慢することは、逆にストレスがたまりやすく
胎児、母体に悪影響を与えることも考えられます。
まずは、適度な食事を心がけていきましょう!!