ダイエットって脂肪を燃やすだけでいいの??
ダイエットをしなければいけない、これから始める、すでに始めている!
このような方は多いのではないでしょうか?
ダイエットって、脂肪を燃やして痩せるイメージないですか?
その通りですww。
では脂肪ってどう燃やされるのか?
まずは、エネルギーが作られる過程を知ることが大切です。
エネルギーは体が動くために必要な源になりますね。
エネルギーが作られる過程は2つ!
①糖分から作られるか
②脂肪から作られるか
その際に酸素を必要とします。
糖は酸素が無くても、あってもエネルギーに変換されて使われますが、
脂肪はなかなか使われません。
そのため、糖を優位にエネルギー変換し、脂肪が使われなく、脂肪が蓄積していく
状況が生まれてしまいます。
ではどんな時に脂肪が燃焼されるのか?エネルギー源として使われるのか?
体の中の糖分が少ない時に使われます。
エネルギー変換する糖が少ないため、代理に脂肪を使うのです。
そのため、糖質ダイエットや食事制限をされている方は脂肪が燃えやすくなっていきますが、短期的な効果しか無いと言われています。
運動として脂肪を使うには?
よく言われているのが有酸素運動ですよね・・
また・・有酸素運動・・わかっているよ・・
って思う方は多いですよね。
痩せるには運動しかないの?と思い、断念される方が多いです。
1つの気づきとして、バランスよく行うのが良いと思っています。
1kgの体脂肪は7000kgCalのエネルギーを持っています。
そのため、1ヶ月に1kg体重を落としたいと目標に掲げると
7000÷30日=233.3kcal(約240kCal)
1日あたり、240kCal減らせば良いのです。
これを運動で減らしてもいいですし、食事で減らしても良いと思います。
しかし、継続的に減らしていきたいのであれば!
食事を80kCal減らして、残りの160kCal運動すれば合計1日240kCal減らせますよね。
食事と運動をバランスよく行えば、継続的に出来そうですね。
痩せるメカニズムを教えられる方は多いですが、
無理をしないで続けるためには、どうすれば良いのか?を教えてくれる方は少ない印象を受けています。
どうやったら続けられるか?考えることが1番大切なことと思います。
血糖コントロールの食事療法・・そんな簡単ではない・・
色々な病気においても食事と運動は行う方が良いと言われていますが、
継続が難しいのが、この2つですよね。
主に糖尿病の食事療法には適切なエネルギー摂取量とカロリー計算が
重要になってきます。
⬇︎運動に関してはこちら!!
カロリー計算と制限を十分に行えば、
炭水化物を控えなくても体重減少が可能と言われています。
カロリー計算を簡単にしやすくしているのが、
よく目にする食品交換表ですね。(下の画)
摂取量を1単位80kcalで1日20単位(1600kcal)で計算して献立を作れる本となっています。
もう一つ使われるのが、炭水化物の摂取量に着目して食事療法を行なっていく
カーボカウント法というものです。
3大栄養素の中で、炭水化物が食後2時間以内に食後血糖値に影響するため、
食後の血糖値を管理する方法です。
カーボとは炭水化物のことで、1カーボ10kgとカウントしています。
食後の血糖値上昇は炭水化物の影響があるため、
炭水化物の量を知ることで、食後の血糖値を予測することが出来ます。
主食内に何割含まれているかを知ることが重要です。
米飯:40%・パン:50%・麺類:20%
例えば、
1食100gの米飯を食べると、100×40%=40g つまり4カーボということになります。
1単位80kcalで炭水化物20gに相当するため、1日1600kcalで炭水化物400g
1日総炭水化物の摂取量としては、
40カーボンという単純計算になりますね。
しかし、大事なのは、
炭水化物だけでなく、脂質などバランスよく取ることですね。
何事もバランスよく取っていきましょう!!
インスリン注射と投与法
インスリン注射は様々な種類が存在しますが、
投与法も食前に打つか、食後に打つのかと様々あります。
その中でも投与量を決める
スライディング・スケールというものがあります。
スライディング・スケールとは、日々測っている血糖値を基準にして
インスリンの投与量を決めていく方法です。
病気の状態や体重など、個々に合わせた調整ができます。
インスリンは医者の指示のもの投与されますが、
自身で管理されている方は、自分で血糖値を測定して、
自分で調整されるため、一般的な効果のある測定方法と考えることがありますが、
色々と問題点が指摘されています。
①測定時間等を決めていないため、食後や食前の血糖値の結果ではない
②血糖上昇してから投与しても、血糖の安定が得られにくい
③血糖値と追加インスリンの区分表があるが、±20%ほどあると言われている
上記の意見があるため、血糖値によるスライディングスケールではなく、
食事の主食摂取量によって投与量を決定するやり方があります。
主に炭水化物の摂取量に基づいてインスリン量を
決めていくやり方です。
インスリンにも前え向き用量、後ろ向き用量など
作用効果や反応時間に大きな違いがあるため、
関わる医療従事者として、難しいですが、インスリンについて知る必要がありますね。
お酒を飲むと、糖尿病リスクが下がる??
面白い記事を見つけました!!
ワインを飲むと血糖値が下がる!!
糖尿病のリスクが下がるというものです。
ある外国の研究チームが実施した研究なのですが、毎日150mlを飲まれた方は
血糖値、ヘモグロビンA1c、脂質が低下し、動脈硬化に効果があると
発表しました。
【では・・なぜか??】
赤ワインにはポリフェノールが高く含まれており、
このポリフェノールが血糖改善に関係していると言われていました。
実に面白い記事ですよね。
血糖コントロールのために、食事制限や飲酒の制限をされて
ストレスがたまりやすいため、なかなか糖尿病治療は継続が難しいですが、
1つの光が刺された気持ちになりますね。
しかし・・飲み過ぎはダメですよ!!
やはり、基本的に大量の飲酒は体に良くはありません。
アルコールは1gあたりのカロリーが7kgと高く(脂質9kg、炭水化物、タンパク質4kg)、栄養素ではないため、分解されません。
糖尿病の方がアルコールを飲むと起こる、体の反応
①インスリン抵抗性の上昇
②肝臓の糖新生を抑制
③糖質や脂質などの食べたものよりもアルコールを優先して吸収する
④食欲がまし、食事の摂取量が増える
飲み会の場でお酒を飲みたいため、食事を控えめにする方がいますが、
低血糖を引き起こすリスクがあるため、あまり良くありません。
また、カロリーオフのビールがありますが、
カロリー20kcal以下はカロリーオフと表示できるため、
カロリーオフでもカロリーがある可能性が高いです。
新年会で飲みの場が増えると思いますが、
飲んだ後は、運動をするなど、アフターフォローと
暴飲暴食は控えるようにしましょう!!
基本に戻る!!糖尿病の診断(HbA1–cとは?)。
糖尿病の診断基準に血糖値、HbA1–cなどがありますが、今回は
ヘモグロビンA1cについて書きたいと思います。
HbA1–Cとはヘモグロビンを調べて
血糖値を診る検査です。
人間の血液にはヘモグロビンという物質が存在し、
酸素と結びつきます。
ヘモグロビンが存在するため、全身に酸素を運ぶことができるのです。
また、ヘモグロビンには、ヘムという物質も含まれており、ヘムの色が赤色素のため、
人間の血が赤くなるのですよね。
ヘモグロビンにはもう一つ!!
血液中の糖と結びつきやすい性質を持っています。
そのため、HbA1–cを診るのは、血液中の糖を調べている検査になります。
では・・・血糖値測定と何が違うのか??
血糖値は血液中の糖を調べるため、食前後で出てくる値が変化します。
食事の影響を受けやすいのが、血糖値検査なのですが、
HbA1–cはヘモグロビンの糖を調べるため、食前、食後に影響を受けません。
そのため、食事を気にせずいつでも測ることができます。
また、1〜2ヶ月の糖が測定できるため、
平均的な血糖値を知ることが出来る検査なのです。
なぜ、1〜2ヶ月なのか?
HbA1–cはヘモグロビンに結びついている糖を調べるため、
ヘモグロビンの寿命に関係性があります。
ヘモグロビンは120日のサイクルで新しく生まれ変わるため。
HbA1–cは平均的な糖の値が知れるのです。
では・・基準値としては・・?
6.5%以上だと糖尿病の疑いが高いため、6.5%以下に保つことが大切ですね。
ただし!!HbA1–cだけでは、糖尿病と確定することは難しいです。
HbA1–cはヘモグロビンの影響を受けるため、血液中の鉄分が欠乏している状態では
高くなるなどして、左右されることがあります。
そのため、糖尿病の診断には、血糖値を測定して
血糖値を並行してHbA1–cも診る必要があるのです。
Instagramに食事に関して色々と載せてますので
閲覧ください。
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冬だからこそ!!脱水に注意を!!
以前、糖尿病の急性症状をご紹介いたしました。
今回も急性症状について書きたいと思います。
↓
食べ物を食べると、腸や腎臓など様々な臓器を通り、
栄養素を吸収して、体のエネルギー源になっていきます。
ブドウ糖も重要な栄養素となるため、
普段は尿に出ることなく体の中に貯蓄されるか、使用されます。
しかし、インスリン分泌の低下やインスリン抵抗性の上昇により
血液中の血糖値が高まってしまうのが、高血糖状態ですよね。
高血糖状態が続くと尿と一緒に排泄(たくさんの頻度で起こる→多尿)されるようになるため、体の中の水分が大量に使われて、脱水状態になってしまいます。
脱水が続くと、口渇など喉の渇きを感じ、飲料水を大量に飲んでしまい、
さらに高血糖状態を助長させてしまうのです。→多飲
多飲の際に起こりやすいのが、急激な高血糖となり、体内の浸透圧のバランスが崩れてしまう高血糖高浸透圧症候群に注意が必要です。
高血糖高浸透圧は高齢者に発症が多く、ケトアシドーシスと比較すると軽度で、
脱水がメインになります。
また、原因としては、高カロリー輸液の注入や電解質バランスの崩れにより発症することも多いです。
対応としては、脱水を事前から予防することが大事ではないでしょうか。
飲み物としては、甘い炭酸水やジュースは避けるようにしましょう。
冬場は喉が乾かないことが多いですが、
こまめな水分補給を心がけましょう。
糖尿病急性合併症 ”ケトアシドーシスとは?”
糖尿病の3大合併症に
網膜症、腎症、神経症状がありますが、これは
慢性的な合併症ですが、食事の摂りすぎなどにより
急な高血糖症状になるのは、急性の症状にあたります。
血液中の血糖値が高くなると、
インスリンの作用により血糖値を下げようとする身体の反応があります。
その際に、インスリン拮抗ホルモンがふえ、インスリン抵抗性が高まると
血糖値を下げることが難しくなります。
エネルギー源の供給を脂肪組織を分解して作り出します。
その際に、出てくる物質がケトン体と言われています。
そのケトン体が増えることによって身体が酸性に傾くことで
様々な異常が出現します。
この状態が糖尿病ケトアシドーシスと言われています!!
1)症状
高血糖状態になると、嘔吐、腹痛などの消化器症状と
グルコースが大量に尿から出ていくため、浸透圧利尿により電解質が失われ
脱水を起こします。
そのため、
前駆症状としては、口渇、多飲、多尿、体重減少などが認められます。
また、2型糖尿病の方がソフトドリンクを多めに飲みすぎると
急激に血糖値が上がり、昏睡状態に陥ることもあります。
若年者に多く、インスリン注射による対応が必要となります。
主治医による指示を求めるのが、安全な方法でしょう。
急激な血糖値の上昇も
リスクが高くなるため、暴飲暴食も控えることが
大切になりますね。